渡部 昇一
財運はこうしてつかめ―明治の億万長者本多静六 開運と蓄財の秘術
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自立のための財産 |
本書のタイトル(たぶん、出版社がつけたのでしょう)からは
とてもわかりにくいのですが、本書は”自助努力の末に”莫大な
富を得た本多静六博士について書かれた本です。
著者が終章で「セルフ・ヘルプ時代の新しいバイブル」と締め
くくっているように、社会などと言う幻想に頼ることなく、世の
中のせいにすることなく、自分の努力によって自己実現していく
ことを目指す人には参考になる本であると思います。
立派な人物の伝記であれば、少なからず勉強になるものですが、
数ある自助論を説く本の中で、本書の特徴は、財産に特に注目して
いることでしょう。自立のための基盤として、ある程度の財産を
もつことが必要であって、それを実践した人物とその方法が示され
ています!。
それにしても、明治の人の気迫には、いつもながら圧倒されて
しまいます。
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タイトルに騙されてはいけない |
期待して買いましたが、テーマや構成に明快さがなく、読んでいて嫌になりました。本書では、ダラダラと本多静六の人生の軌跡と、著者自身の意見などが「散漫」に述べられており、本の存在意義自体に疑問を感じます。伝記物語として読者を楽しませるか、サマリーを掲げて実践本にするのかの方向性を明瞭に打ち出すべきだったと思います。しかしながら、部分的には参考になる点もあるので、二つ星とします。
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人生の達人から学ぶ |
この本には人生の達人になる教えがたくさん ちりばめられています。 本多博士の人生哲学は半世紀を越えて現代にも そのままあてはまるでしょう。 特に投資、蓄財の方法などは、短期的な儲けをねらう 風潮の今こそ見習うべきです。博士の誠実でシンプルな哲学に大いに感銘を受けました。渡部 昇一氏の明快な解説も本書の魅力です。



